毛穴が気になる!

「黒ずみ」、「角栓」、「毛穴の開き」など、毛穴についてお悩みではありませんか?「毛穴」は一度気になりだすと、止まらなくなりますね。何とかきれいにしたいと思って、あれやこれやと様々なケアをやりたくなります。

毛穴の目立たない、つるりと滑らかな陶器肌を手に入れたい!

そこで今回は、「毛穴」に注目していきたいと思います。

1.毛穴悩みが起こるのはどうして?

代表的な毛穴のお悩みとして3つ挙げられます。それは、「つまり毛穴」、「開き毛穴」、「たるみ毛穴」です。主に、年齢とともに肌の栄養不足やターンオーバ―の乱れなどが原因と言われています。では、あなたのお悩みはどの毛穴タイプに当てはまるでしょうか。

さっそく、詳しく見ていきましょう。

①つまり毛穴

「つまり毛穴」はお顔のTゾーン、小鼻、Uゾーンにかけて生じやすいです。「白タイプ」と「黒タイプ」とがあります。肌の表面に白~薄黄色くらいのポツポツが見えるなら「白タイプ」です。一方、肌の表面に黒いポツポツが見えるなら「黒タイプ」に当てはまります。

「白タイプ」

皮脂、角栓や汚れなどが混ざり合ってできた柔らかめのタイプから始まります。そして、何もせず放っておくとだんだん白く固い角栓となります。そして、膜が張られたように出口がふさがった状態へと移行していきます。そのため、柔らかめのタイプの状態でケアを行うのが一番良く改善しやすいです。ただし、毛穴の中央が白くても周辺が赤くなっている時はニキビの可能性も考えられます。その場合は自分でいじったりせず、早めに皮膚科に行くことをおススメします。

「黒タイプ」

毛穴につまっている角栓が酸化し黒くなる「皮脂酸化」、メラニン色素により肌が黒ずんでしまう「色素沈着」があります。また、角栓かと思いきや、実は「うぶ毛」のせいで黒く見えているケースもあります。うぶ毛が原因の場合は脱毛をするのもおススメです。

このように、つまり毛穴は「白タイプ」か「黒タイプ」かで原因が異なります。そのため、どちらのタイプか見極めが必要です。

②開き毛穴

鼻~頬にかけて生じやすいのが「開き毛穴」です。

「開き毛穴」にも、

  • 過剰な「皮脂分泌」により毛穴が大きく目で見ても分かるような状態
  • 乾燥により肌表面に固さがあり毛穴が目立つ状態
  • 自分で触ってしまったためにニキビが跡になってしまった状態、など

様々なタイプがあります。

中でもニキビが跡になってしまったタイプは、スキンケアでの解決が中々難しいようです。まずは、クリニックに相談するのがおススメです。

③たるみ毛穴

「たるみ毛穴」は目の下から頬にかけて生じやすいです。年齢に伴ってお肌の栄養が不足することで起こります。「コラーゲン」や「エアラスチン」など、お肌の弾力を保つ成分が年齢とともに減少します。お肌の弾力が低下すると「たるみ」が生じます。その結果、毛穴の形もしずく形になり、「たるみ毛穴」へとつながります。

2. 当てはまるものありますか?避けたい毛穴アプローチ

毛穴が気になりついやり過ぎていることはありませんか?実はその行動が、毛穴の状態を良くするどころか、より悪化させてしまう事態を招いている可能性もあります。では、これは避けたいNG行動とはどのような事があるのでしょうか?

①保湿のしすぎ

とにかく保湿をと思って、油分をベタベタに足していないでしょうか。

油分を過剰に与えると、開いた毛穴に油分が入り込みます。そして、ますます毛穴が広がる原因となります。さらに、ここでトラブルが生じると炎症が起きてきます。その結果、ニキビや吹き出物が出来てしまいます。また、過剰な保湿はかえって肌のバリア機能の低下につながります。やり過ぎはとにかく要注意です。

②角栓を押し出したりなど触りすぎ

気になる角栓を指で無理に押し出そうとしたり、はがすタイプの毛穴パックで何とか取りきろうとしていませんか?

毛穴の汚れが気になるのは仕方がありません。でも、触りすぎるとそれが刺激となり、肌にダメージを与えてしまうこともあります。また、クレンジング時にマッサージをしながら時間をかけて汚れを落とすこともやめましょう。肌に余計な負担がかかる原因となるので控えたいところです。

日常生活でも、顔を触る癖がある方は要注意です。

顔に触れている手は、手を洗った後の清潔な状態でしょうか?

触ることで、手についている汚れが肌に付着してしまうことも少なくありません。必要な時以外は、肌に触れないように気をつけましょう。

③運動しなさすぎ

肌がキレイな人って運動を何かしらされている方が多いように感じませんか?

新陳代謝が良く肌のキメが細かいため、毛穴も目立たずつるりとした美しいお肌状態を保たれているように思います。実は運動をする人よりも、運動しない人の方が、毛穴に悩みを抱えている人が多いという研究結果もあるのです。

運動することで代謝が上がることはもちろんですがストレス発散や肥満防止にもつながります。ストレスが溜まると、ホルモンバランスに影響を及ぼし、皮脂の分泌が活発になります。また、運動不足になるとお肌の糖化が進みます。糖化は、肌がくすむだけではありません。肌の弾力を維持するコラーゲンやエラスチンの働きを阻害してしまいます。そうすると、お肌がたるみ、毛穴もたるむという状態を引き起こします。

1日30分程度でも良いので、ウォーキングなど取り入れてみるのがおススメです。また、早食いも血糖値が急激に上昇してしまうので要注意です。よく噛んで味わって食事を楽しむようにしましょう。

④毛穴状態の気にしすぎ

毛穴の状態が気になって、よく鏡を見ていませんか?

だんだん普通の鏡では物足りなく、拡大鏡で見てしまう方もいるのではないでしょうか。見ることが決して悪いことではありません。ただそこで、毛穴に囚われすぎないことが大切です。あくまでも毛穴は目立ちにくくすることしか出来ません。気になって過剰な毛穴ケアをしてしまうと、かえって肌を傷つけてしまうことになります。とくに拡大鏡で見てしまうと、気になってやらなくて良いことまでしてしまうかもしれません。毛穴を見るのもほどほどに、が良いかもしれないですね。

3.毛穴ケアはどうやるの?

毛穴のお悩みに合わせてケア方法も異なります。では早速、それぞれのケア方法を見ていきましょう。

①つまり毛穴

つまり毛穴には「白タイプ」と「黒タイプ」とがあるとお伝えしました。共通している主な原因は皮脂・角栓や汚れでしたね。では、どのようなケアを行うと良いのでしょう。

1つは汚れをきちんと落とすこと、汚れを溜めこまないことです。メイクをしたまま寝てしまう、これは極力避けたいところです。また、メイクはきれいに落としたいですが、汚れを残さないようにと洗いすぎにも要注意です。洗いすぎてしまうと、必要な油分までもがそぎ落とされてしまいます。そうすると抑えたいはずの皮脂分泌が過剰へと傾いてしまいます。汚れを溜め込まないために、1~2週間に1回くらいの頻度でクレイパック等のお肌に合うものを使って毛穴のお掃除を取り入れるのもおススメです。
そしてもう1つは、過剰な皮脂分泌を抑制するためのケアがおススメです。これにはビタミンCを摂り入れることが大切です。ビタミンCには過剰な皮脂分泌を抑える働きがあります。さらに、抗炎症作用やたるみ防止につながるコラーゲンやエラスチンを生成する役割があります。積極的に摂り入れていきましょう。

②開き毛穴

つい皮脂に気が向いてしまいがちですが、まずは乾燥対策がとても大事になります。乾燥していると、お肌を潤わせようと皮脂の分泌が活発になり、悪循環になります。しっかりと水分を抱えられる肌作りを行うことが大切です。カラカラのお肌にしっかりと水分を入れ込んで保湿をするようにしましょう。ただし、油分もある程度は必要になりますので、一切塗るのをやめるということは避けましょう。また、乾燥していることで気が付かないうちに肌に炎症を起こしているかもしれません。そのため、炎症を抑えてくれる役割をもつ、ビタミンCも摂り入れるのがおススメです。

③たるみ毛穴

たるみ毛穴にはコラーゲンやエラスチンを生成するビタミンAが有効と言われています。さらに同じような働きを持つビタミンCを同時に摂り入れると、さらなる効果が期待できます。

紫外線対策も忘れてはいけません。紫外線を浴び、肌に炎症が起こると、コラーゲンやエラスチンが壊され弾力を失います。その結果、たるみを引き起こし、お肌のたるみ=毛穴のたるみにつながります。日焼け止めを塗りしっかりと紫外線対策を行いましょう。また、お肌のたるみは頭のコリなども関係しているので、頭皮マッサージを行うのもおススメです。

4.まとめ

毛穴に関してお悩みではありませんか?「毛穴」は一度気になりだすと止まりません。何とかきれいにしたいと思い、あれやこれやと様々なケアをやりたくなりますね。毛穴の目立たない、つるりと滑らかな陶器のようなお肌、そんなお肌を手に入れたい!でもすぐに解決しようとすると、結局お肌を傷つけてしまうこともしばしば。時には皮膚科に頼りながら、丁寧に気長に向き合っていきましょう。きっとお肌は少しずつ応えてくれますよ!

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