「美しさは指先から」とよく耳にしますが、あなたはネイルケアをしていますか?爪に縦に筋が入っている、色素沈着がある、触ると少しぼこぼこしているなど、爪のお悩みはないでしょうか?
何をしていても必ず視界に入る存在の爪が、健康的で美しい状態だと自分自身も益々キレイになれると聞きます。指先が変わると仕草や所作までも変わります。爪は手を美しくみせるためだけではなく、その人自身の美しさをパワーアップしてくれるのです。そこで今回は、ご自宅でもできるセルフネイルケア方法を見ていきたいと思います。
1.理想の爪の形は?
爪の形には様々な種類があります。ここでは代表的な4種類の形をご紹介しましょう。
①スクエア
爪の先が一直線に真四角で、サイドも直線的な爪の形です。いわゆる長方形をイメージした形ですね。爪の先が平なので、何か物がぶつかっても衝撃が分散するため割れにくいのが特徴です。衝撃には強い方ですが、角が四角く尖っているのでお洋服などを引っかけてしまうことがあるので注意が必要です。
②ラウンド
爪の先とサイドが卵型の形をしています。一番王道で、オーソドックスな形といえるでしょう。ただ、左右対称に形づくるのが難しいです。もう少し丸くと思って削っていると、気が付いたら深爪してしまった!ということもあるのではないでしょうか。一番馴染みがあってやりやすい形と思いきや、実は一番難しい 形なのかもしれません。
③ポイント
爪の先が尖り、サイドも先端に向かって斜めになっている形の爪です。ネイルサロンやネイルチップでよく目にする形ですね。女性らしい印象があるのではないでしょうか。ただ、先端が尖っているため折れやすいのが難点です。衝撃も一か所に集中してしまうので、ヒビも入りやすいのが気をつけたい所です。
④ラウンドスクエア(スクオーバル)
スクエアとラウンドを合体させた形です。基本はスクエアの形をとり、四角く尖った角だけを45度程丸くさせる形になります。爪先は平で衝撃に強く、角は丸いため引っかけてしまう心配も少ないです。そのため、強度でいうと一番おススメの形と言われています。ポイントなどの先の尖った形の方が、指が細く見えるように思うかもしれません。しかし、実は一番手がきれいに見える爪の形はラウンドスクエアとも言われています。指先だけではなく、手全体で見るのがポイントのようです。
2. 爪のお手入れをしないとどうなるの?
爪のお手入れをしないでいると、「丈夫な爪が中々生えてこない」、「乾燥しやすく割れやすい」、「折れやすい」、「二枚爪になりやすい」といった様々なお悩みが出てきます。いわゆる「不健康な爪」になりやすいようです。では、具体的に爪のお手入れとはどのような事をするのでしょうか。
それは、「甘皮」のお手入れです。
甘皮とは、爪の生え際の部分の皮のことです。お手入れを続けていくと爪はどんどん丈夫に、そして厚みが出てくるようです。ではどのくらいの頻度で行うと良いのでしょう。あるネイルリストの方は、手の爪は1週間~10日、足の爪は月1回程度行うと良いお話ししていました。一見やりすぎでは?と思うかもしれません。しかし、甘皮はお手入れをしてもすぐに伸びてきます。そのため、これぐらいの頻度が丁度いいようです。
甘皮の部分で爪は作られ、伸びていきます。つまり、生きている細胞が働いているのはこの甘皮の部分だけです。爪の表面は、髪の毛と同様にケラチンで出来ているため、生きている細胞ではありません。
よく、爪が呼吸できなくなるから何も塗らない方が良い、といった話も耳にします。しかし、何も塗らずにいると乾燥してしまうそうです。家事やお風呂に入ることで、手はお湯に触れる機会が1日の中で何度もあります。そして、爪に含まれた水分は蒸発していくので、爪も乾燥していくようです。髪の毛にオイルやミルクなどをつけて乾燥を防ぐケアを行いますね。それと同じように、乾燥から守るために爪にも美容液やベースコートなどをつけることは決して悪いことではないのです。では、実際に具体的なお手入れ方法のやり方を見ていきましょう。
3.爪のお手入れ方法は?
では早速お手入れを始めていきましょう。用意するものは、次の5つです。
- 爪ヤスリ
- 甘皮を柔らかくするためのキューティクルリムーバー
- 甘皮を処理するためのプッシャーもしくはオレンジウッドスティック
- ニッパー
- 爪の美容液
まずは爪の形を整えるところから始めましょう。おススメの形はラウンドスクエアです。しかし、まずはご自身の好きな形に整えていきましょう。爪ヤスリを用いて、爪に対して45度の角度で一方向に削ります。この時にヤスリを爪に対して垂直に当てるのはやめましょう。また、ヤスリを一方向ではなく、左右に往復して動かし爪を削ると二枚爪になりやすいので要注意。また、爪切りも二枚爪になりやすい ので使用を控えることをおススメします。
爪の形が整ったら次は甘皮処理です。甘皮を柔らかくするために、キューティクルリムーバーを甘皮につけて、少し熱めのお湯でしっかりとふやかしましょう。ふやかしていない状態で行うと、甘皮部分を傷つけてしまうことがあります。そうすると、次に生えてくる爪の状態にも影響します。10分程度お湯につけ、必ずふやかした状態で行いましょう。
充分にふやけたら、タオルで軽く拭いたら甘皮の処理を始めていきましょう。キューティクルリムーバーをもう一度つけます。そして、プッシャーもしくはオレンジウッドスティックを45度の角度で爪に当てます。そして、力を入れずに優しく爪の端から甘皮に向かって、円を描きながら爪全体に動かします。プッシャーは金属製だと爪を傷つけてしまう可能性があるようです。そのため、オレンジウッドスティックなど金属製以外のものを使用する方が良いそうです。
プッシャーで円を描きながら動かしていると、白いもろもろとしたものが出てきます。すべての指を行ったら洗い流しましょう。そうすると、爪がスッキリとした垢抜けた印象になっていると思います。
洗い流した後は、もう一度キューティクルリムーバーを甘皮部分に塗ります。そして、水で濡らしたガーゼで甘皮をくるくるして起こしていきます。出てきた余分な甘皮や爪の脇に生えている小爪、ささくれ等をニッパーで取りましょう。甘皮は全部取る必要はありません。取り過ぎには注意です。これで甘皮のお手入れは完了です。この後は、爪の美容液やジェル、そして表面の乾燥を防ぐためにベースコートやトッ プコートを塗るのも良いでしょう。
何だかやることが多くて面倒に感じてしまうかもしれません。しかし、お手入れを行うと爪がスッキリとした印象になります。そして、指先に光が集まると気分も晴れやかになります。もし、セルフケアが難しい場合は、ネイルサロンに行くのもおススメします。プロの技術をぜひ堪能してみてくださいね。
4.まとめ
「美しさは指先から」とよく耳にしますが、ネイルケアをしていますか?爪に縦に筋が入っている、色素沈着がある、触ると少しぼこぼこしているなど、爪のお悩みはないでしょうか?何をしていても必ず視界に入る存在の爪が、健康的で美しい状態だと自分自身も益々キレイになれると聞きます。指先が変わると仕草や所作までも変わります。爪は手を美しくみせるためだけではなく、その人自身の美しさをパワーアップしてくれるのです。美人度アップを目指して、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょう。きっと楽しくなりますよ!